冬の代表的野菜と言える白菜!
寒い時期の定番料理のお鍋には、白菜がかかせないと思います。
白菜はキャベツなどと同じアブラナ科の野菜で、冬に旬を向かえる野菜です。
英語では「チャイニーズ・キャベツ」と言われており、原産は中国なのです。
日清・日露戦争で出兵した兵士が、中国からこっそり種を持ち帰ったことがきっかけで、本格的に日本で栽培されるようになったそうです。
クセがなく、ほんのり甘みのある白菜は、鍋物や汁物、炒め物、煮込み料理、サラダや、漬物など...さまざまな料理に利用できる、万能野菜だといえると思います。
和食や中華料理にはもちろん、洋食、アジア料理に至るまで白菜は使われていますよね。
また白菜は、100gあたり13〜14kcalととてもカロリーが低いので、ダイエットにも最適な食材としても注目されています。
食物繊維も豊富で、加熱すると量が減るので沢山食べる事ができます。
もはや、日本人にとっては定番の、なくてはならないお野菜とも言えるのではないでしょうか?
今回は、加熱してもそのままでも美味しく食べられる白菜の魅力に迫りたいと思います。
白菜の旬はいつ?
寒くなり、鍋が恋しくなる11月頃から2月頃にかけてが、最も白菜が美味しくなる時期です。
この時期の白菜は、甘みが増し、より美味しくなり、市場などでもよく見かけられるようになります。
そんな冬に旬を迎える白菜ですが、スーパーなどでは常に売られている…というイメージはありませんか?
その理由として、白菜は産地を変えながら、通年において出荷されているからなのです。
なので、私たち消費者にとっては、比較的手に入りやすい野菜だと思います。
白菜の主な産地は、秋から年明けの茨城に始まり、寒さが和らいできた春、兵庫県などの関西、そして白菜の旬とは真反対の夏は、高原地の長野県で収穫されます。
イキイキとした緑色をした大きな白菜の葉は、互いに抱き合うように重なりながら成長していきます。
そして、大きくなるにつれて、白い部分が太く大きく伸びていくため「白菜」と呼ばれるようになったそうです。
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白菜の保存方法は?
白菜はの保管場所は、暑さの厳しい夏以外であれば、日の当たらないベランダや玄関などの冷暗所での常温保存できます。
どの場所に置く場合も、立てた状態で保存することが基本となります。
風通しの良いところであれば2〜3週間保存可能です。
ですが、夏場の気温の高い時期や使いかけの丸ごと白菜は、冷蔵庫での保存がおすすめです。
白菜は、芯に成長を進める役割を果たす「成長点」というものがあります。
その「成長点」がある白菜の芯のところに、つまようじを3本ほどしっかりと刺すと、白菜の成長が止まります。
そして、その状態で、新聞紙などで包んでからポリ袋に入れ口を閉め、芯の部分を下にして冷蔵庫の野菜室に入れましょう。
そうすることで、1ヶ月ほど保存が可能になります。
また、カットした白菜を保存するときは、傷みやすいので保存には注意が必要です。
白菜のカットした面に、ラップをピッタリと密着させて包み、冷蔵庫の野菜室で保存します。
包丁を入れた白菜は大変傷みやすいため、出来るだけ早めに使い切るようにしてください。
保存期間は1週間ほどが目安です。
そしてさらに白菜は、冷凍保存も可能なんです。
サラダや和え物など、生で食べるものに使うのはあまり向いてませんが、加熱調理する味噌汁や炒め物、煮物などには、凍ったまま使用できるので便利です。
冷凍保存するときは、ざく切り、短冊切り、そぎ切りなど使いやすい大きさに切り、ジップロックなどに入れて空気を抜いて冷凍してください。
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白菜の人気料理は?
鍋物や汁物、炒め物に煮物、浅漬けにサラダまで、万能な食材であるとも言える白菜。
なので普段の食卓において重宝することは間違いないと思います。
ここでは、簡単に作れて、且とても美味しい簡単なレシピをいくつかご紹介します♪
白菜と豚肉のポン酢炒め
ざく切りにした白菜と豚肉を、ニンニクとともにフライパンで炒める。
ポン酢を回し入れ、30秒ほど炒めたら出来上がり。
白菜の和風サラダ
太めの千切りにした白菜をさっと湯通しし、粗熱が取れたらぎゅっと水分を絞る。
鰹節と砂糖ひとつまみ、醤油、マヨネーズで和える。
白菜と春雨のスープ
白菜と鶏肉を入れて火にかける。
沸騰したら春雨、鶏がらスープの素を入れ、3分煮込んで火を止める。
器に盛り、仕上げにごま油を回し入れる。
白菜と豆腐のお好み焼き
千切りにした白菜にたまご、豆腐、和風だし、豚ミンチをボウルで混ぜ合わせる。
フライパンで油を熱し、生地を入れ、中火で蓋をして両面焼く。
皿に取り鰹節、ソース、青のり、マヨネーズかけて出来上がり。
まとめ
今回は冬の代表野菜で知られている「白菜」をご紹介させてもらいました。
日本での生産量は大根、キャベツに次いで3番目に多いのです!
最近は年中市場に流通していますが本来の旬は11月 〜2月とされています。
気温が下がって霜があたる頃になると、白菜本来の自然な甘みが出て柔らかくなります。
さらにもうひと手間加えて、食べる前に2 〜3日天日干しすると、さらに甘味が増し美味しくなります。
ぜひ是非お試しください!!!
保存方法は、丸ごとなら芯のところに爪楊枝を3本ほど刺し、新聞紙で包みさらにポリ袋に入れ、涼しい所に立てて保管します。
半分などにカットした白菜は、ラップを密着させて包み、冷蔵庫で保存してくださいね。
また、白菜は冷凍もできるので、とても便利です。
冷凍のまま加熱調理できるので、大変便利です。
冬に旬を迎える白菜は、クセもなく食べやすいので、どんな料理にも合わせやすく、調理する者にとってはとても重宝するお野菜であると思います。
カロリーも低いので、ダイエットなどにも活用でき、また、市場では通年を通して出回っているので、大変使い勝手の良いお野菜ではないでしょうか?
元々は中国から伝わったとされる白菜ですが、今や日本人の食卓には欠かせない食材となっています。
そんな万能なお野菜であるハク杯を使って、お野菜サラダやお漬物、汁物からメインまで、色々なアレンジを楽しんでみてはいかがでしょうか?
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