人々に欠かせない食べ物の1つである「米」。
私たち日本人には馴染みが深過ぎて、改めて米について考える機会などななかなかないと思います。
当たり前過ぎて知らないこと知ろうともしないこと、もったいなくないですか？
日本の代表的な食文化ともいえる白いご飯は、世界中の人々に愛されるとても素晴らしい食べ物です。
米といえば日本というイメージがあると思いますが、実は世界中で栽培され、多くの国々で食べられています。
日本を代表とする「ジャポニカ米」、世界で最も生産量が多い「インディカ米」、逆に生産量が少なく、珍しい「1ジャバニカ米」と大きく分けると3つになりますが、細かく分類すると、約10万種ものお米があります。
日本で栽培されているお米は、総称で「ジャポニカ米」と呼ばれており、その特徴は丸みを帯びた楕円形、粘りと甘味が強く、まさに我々が毎日食べているお米です。
日本を含む東アジア、東南アジア、南アジア以外では、米を主食としている国が少ないというのも一つの特徴です。
今回は、そんな米について、その歴史や特徴、そして未来について探っていきたいと思います。
目次
主食の米の歴史
米は、今から約1万年前に中国で発祥し、その後、周辺地域に伝わったとされています。
また、紀元前3000年頃には、エジプトでも栽培されるようになりました。
そして、そ
|
|
の後、アジアやアフリカ、ヨーロッパに広がっていきました。
ジャポニカ米の起源は、中国の「福建米」だと考えられており、縄文時代に持ち込まれて栽培されるようになったと考えられています。
さらに奈良時代には、中国からの輸入による新しい品種が導入されました。
そして江戸時代に入ると、日本独自の品種が生まれ、現代の日本米の原型ができあがったと言われています。
主食の米の特徴
米は、主食であることから、多くの人々から愛されています。
日本で栽培されているお米は、総称で「ジャポニカ米」と呼ばれており、その特徴は丸みを帯びた楕円形、粘りと甘味が強く、まさに我々が毎日食べているお米のことです。
白いご飯やおにぎり、餅など、米を使った料理は、日本だけでなく世界の多くの国々で親しまれています。そして、米は、栄養価が高く、体に良い影響を与えるだけでなく、病気予防にも効果があります。
特に、糖尿病や高血圧、肥満などの生活習慣病の予防に効果があるとされています。
そんな米ですが、品種別に粒の大きさ、食味の違いがあり、それぞれに合う炊き方もあります。
それぞれの米の特徴に合った料理法で、世界中の米を食べ比べてみるのもまた楽しいかもしれません。
ちなみにですが、「米」という字を分解すると八十八と読めます。
その理由として
- 八十八の工程を経てつくられる。
- 八十八の神様が宿る。
- 八十八人の働きがあってから、食卓に上る。
などの話もあります。
世界の米の未来
現在、世界中において、人口増加や農業の効率化などにより、米の需要が増加しています。一方で、気候変動や天災、農業政策上の問題などによって、米の生産は脅かされています。そこで、農業技術の発展や水資源の効率的な活用など、持続可能な米作りを目指す必要があります。
また、米の原産地であるアジア地域においては、食文化の多様化や西洋化の影響によって、米の需要が減少しているという問題もあります。
今後も、世界各地で、持続可能な米作りを進めること、また、多様化する食文化の中で、米が愛され続けるような取り組みが求められていくでしょう。
|
|
世界の米のまとめ
世界中に愛される主食である米は、歴史や文化からみても非常に重要な食材です。
今後も、持続可能な作り方や食文化の多様化に対応することなど、課題が山積することは間違いありません。
しかし、その栄養価や体に良い影響が多く認められており、多くの人々から愛される米は、食文化において欠かせない存在であります。
多種多様な品種や特殊加工品が市場に出ていますが、栄養価の高さや健康効果から、現在でも白いご飯が最も多く食べられています。
今後も米の生産や加工技術が進化し、更なる発展が期待されます。
