最新のネット詐欺の手口は巧妙なのでその対処法を説明しています。ネット詐欺にかかったら信用ある弁護士が無料で相談にのってくれます。あなたも詐欺被害者にならないように、その予防対策などをまとめて解説していますので、ぜひご覧になってください。
目次
緊急速報
ネット通販中に偽画面、カード情報流出1万5千件
新聞に掲載されたネット通販の緊急詐欺情報です。
ネット通販サイトで買い物中に偽のクレジットカード決済画面が現れ、利用客の入力したカード情報を盗まれる新手口の被害が相次いでいることが分かった。
ハッカーはサイトの欠陥を悪用。利用客が被害に気付くのは非常に難しい。被害は昨年から今年にかけ書籍の販売会社は7741件、松山市のタオル販売会社は2145件の情報が流出。
一部は不正使用されているという。商品はきちんと送られてくるが、情報はハッカーに送られた後なので始末が悪い。
被害を受けたサイトの多くがオープンソースと呼ばれる無償ソフトで通販サイト構築用の「EC-CUBE」を使っている。設定の不備などから生じた欠陥が狙われたとみている。
商品をカードでネット購入する場合は特に気を付けてください。
ネット詐欺とは
ネット詐欺とは、インターネットを通じて行われる詐欺行為の総称です。有名企業を装った電子メールを送信し、偽装されたURLをクリックさせることで、個人情報を取得しようとするオンライン詐欺のことです。
ネット詐欺の主な手口としては、例えば個人情報を窃取してオンラインバンキングのアカウントに不正アクセスするとか、架空請求によって金銭を振り込ませようとする、といった方法などがあります。
どちらにしてもインターネットの匿名性や手軽さを逆手にとる形で行われていますので、このようなメールがきたら要注意です。
代表的なネット詐欺の最新手口の事例
1.実在する有名企業やサービスを装って送り付け
実際の有名な企業サービスの案内やサポートを装って偽メールを送りつけて、受信者にはメール内のリンクをクリックさせることで、偽サイトへ誘導する手口は定番になっています。
偽サイト上では、確認のためと称してApple IDやパスワード、個人情報、クレジットカード情報などのありとあらゆる情報を聞かれます。受信者は正規のサイトと勘違いし書いてあるまま情報を入力すると、送信者に情報を盗み取られてしまうわけです。
2.配送業者を装って偽のSMS(ショートメッセージサービス)を送りつける場合
Android向け不正アプリを配布するサイトへ誘導する詐欺手口も確認されています。届いたSMS内のURL にアクセスすると、実在する配送業者のWebサイトを模した偽サイトに誘導されます。
このほか、クレジットカード会社をかたって「カード発行状況確認は下記よりご確認ください」と呼びかけるSMSや、有名なプロバイダを名乗って「ギフト券2万円分プレゼント!」とうまい話を持ちかけるメールが確認されています。
3.友人からのメッセージを装う
TwitterやFacebookなどのSNSから詐欺サイトに誘導させようとする手口も確認されています。サイバー犯罪者は何らかの方法でSNSのアカウントを乗っ取り、本人になりすまして不正なURLを含むメッセージや投稿を拡散することがあります。
4.偽のセキュリティ警告を表示する
「ウイルス感染」などの偽のセキュリティ警告を表示し、サポートセンターへ電話するよう仕向ける不正サイトも確認されています。
5.入会登録完了メッセージを表示する
成人向けサイトなどの年齢認証ボタンや画像などを開いた人に対して「入会登録完了。料金をお支払いください」などの架空請求メッセージを表示し、金銭を支払わせるワンクリック詐欺も定番の手口です。「期限内に料金を支払わないと訴訟を起こします」などの文言で不安をあおり、支払いに応じさせます。
ネット詐欺に遭遇した時の対処方法について
①料金請求がきたら即閉じる
料金請求の画面がきたら即請求画面を閉じて放置するようにしてください。ウィンドウが閉じない場合がありますが、その時はブラウザごと閉じるか、パソコンを再起動させてください。
②ワンクリックだけでは請求は法的に成立しない
契約は申込と本人承諾により成立します。ネット詐欺はワンクリックで、いきなり金銭請求の画面が表示されるため、多くの場合は申込から承諾の流れを無視しています。
また、申込と承諾の流れを踏んでいる場合でも、無効主張が可能なケースが大半です。加えて電子取引に関しては、電子消費者契約法第3条から錯誤要件が緩和されています。
そのためユーザーへ事前に、サービスの内容や対価の説明をせずにワンクリックしただけで契約は成立しないのです。
③しつこい電話がある場合の対処法
ワンクリック詐欺にあった方で、解約するために業者へ電話するようにと記載されている場合があるので、電話を業者にする人もいます。その場合、業者からしつこく電話がかかってきますがこんな時は業者からの電話番号を着信拒否に設定してください。
④閲覧した履歴は削除してください
請求画面はまず閉じましょう。その後ご利用のデバイスから閲覧履歴を削除しましょう。デバイスによって閲覧履歴の削除方法は異なりますので、よく確認してください。
⑤セキュリティソフトをインストールする
ネット詐欺に遭遇した方で、ご利用のデバイスがウィルスに感染している場合もあります。そのときは、ウイルススキャンをした上で、セキュリティソフトをインストールしましょう。
被害にあったら、まずはどこに相談すべきか?
消費者生活センターへ問い合わせを
ネット詐欺にかかったら非常に不安になりますよね。それではまず、消費者生活センターへ問い合わせましょう。ネット詐欺の見分け方について詳しく教えてくれます。また、これからのネット詐欺への対処方法について相談できます。
警察へ相談する
ネット詐欺に引っかかった人の中には、すでに業者へお金を振り込んだ方もいます。この場合は、警察へ被害届を提出することで、対処してもらえます。警察に依頼した場合、詐欺業者の口座を凍結することが可能です。詳しくは、お近くのサイバー犯罪相談窓口へ相談してください。
弁護士へ相談する
警察へ依頼しても詐欺被害のお金が戻ってくるとは限りませんので、業者も警察に口座が凍結されないように、早く口座からお金を引き出すはずです。
万が一、お金が引き出されていた場合、お金を取り戻す必要があります。そのためには、業者の身元を特定して、業者へ返金交渉をすることになります。
しかし、身元の特定、返金の交渉は高い専門性が必要になります。引き出されたお金を取り戻す際は、弁護士などの専門家へ依頼しましょう。特にネット詐欺専門の弁護士が無料で相談してくれるので安心です。
詳しいお話は 弥栄法律事務所へ
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ネット詐欺に遭遇しないための予防策
ネット詐欺に遭遇しないための予防策について解説します。
- 身元不明なサイトは閲覧しないようにすること
まず、ネット詐欺が行われる可能性のあるサイトにアクセスしないことは、再び詐欺に遭わないために必要です。
主にアダルトサイトや出会い系サイトは要注意です。これらのサイトではワンクリック詐欺がよく行われています。最近はゲーム、芸能人のゴシップネタなどのサイトも、ワンクリック詐欺が行われていることも多々あります。
そのため、出所不明のサイトへはアクセスしないようにしましょう。
- ポップアップブロックを設定する
ネット詐欺では、ポップアップウィンドウがよく使用されています。ポップアップとは、アクセスしていないのにウィンドウが勝手に開く機能であり、請求画面を表示させるために使用されています。
料金請求のポップアップウィンドウが開かないようにするために、ポップアップブロックを設定しておくと便利です。デバイスごとのポップアップブロックの設定方法は下記の通りです。
- パソコン:ブラウザ上の「設定」
- iPhone:「設定」→「safari」→「ポップアップブロックをON」にする
- android:「設定」→「高度な設定」→「ポップアップをブロック」にする
- セーフサーチをオンに設定する
有害なサイトの見分け方がつけられない場合は、セーフサーチを設定することで有害なサイトへアクセスできないようにしましょう。PCの場合の設定方法は、デバイスによって異なりますが、パソコンを利用の場合は、「検索の設定」の画面から「不適切な検索結果を除外」を選択することでセーフサーチをオンにすることができます。ぜひ試してみてください。
まとめ
いかがでしたか。
詐欺サイトに遭遇してしまったかもと感じたら、速やかにページを閉じて無視するのが一番の対処法です。フィッシングサイトは、だまされて入力しない限りは情報を盗まれることはまずありません。身に覚えのない請求画面が表示された場合も金銭の支払いはもちろん、業者への連絡も不要です。
またページの「×」ボタンを押しても一向にタブを閉じられなくなったり、何度閉じても数分おきにポップアップが表示されたりすることがあります。
Windowsの場合、「Ctrl」+「Alt」+「Delete」キーを同時に押してタスクマネージャーを起動し、Webブラウザを強制終了しましょう。
・スマホの場合、こちらの記事を参考に、Webブラウザの閲覧履歴データ(キャッシュ)を消去し、端末を再起動しましょう。
以上がネット詐欺の見分け方と、ネット詐欺に遭遇した場合の対処方法になります。当記事が、ネット詐欺に遭遇した方へ少しでもお役に立てたら幸いです。
追 伸
ネット詐欺に遭ってしまったかもと、感じたときの2つの適切な対処法
詐欺サイトに遭遇してしまったかもと感じたら、速やかにページを閉じて無視するのが一番の対処法です。フィッシングサイトは、悪用されて入力しない限り情報を盗まれることはありません。身に覚えのない請求画面が表示された場合も金銭の支払いはもちろん、業者への連絡も不要です。
※ページを閉じられなくなった場合
詐欺サイトに遭遇すると、ページの「×」ボタンを押しても一向にタブを閉じられなくなったり、何度閉じても数分おきにポップアップが表示されたりすることがあります。この場合、以下の方法を試せば、問題を解消できる場合があります。
・パソコンの場合
Windows:「Ctrl」+「Alt」+「Delete」キーを同時に押してタスクマネージャーを起動し、Webブラウザを強制終了します。
Mac:「Command」+「Option(Alt)」+「Esc」キーを同時に押してアクティビティモニタを起動後、Webブラウザを強制終了します。
・スマホの場合
こちらの記事を参考に、Webブラウザの閲覧履歴データ(キャッシュ)を消去し、端末を再起動しましょう。
ネット副業関連の詐欺被害でお困りの方、相談無料、着手金無料の完全成功報酬型の為、安心して相談に乗ってくれます。まずはお問い合わせを。
詳しいお話は 弥栄法律事務所へ