近年増えているXO脚、あるいは膝下O脚という脚の形。X脚やO脚は聞いたことがあってもXO脚は初めて聞いたという人は多いと思います。
どれも脚が歪んでしまうのが原因ですが、その歪みの原因やまっすぐな脚に改善するにはどうしたらいいのでしょうか?
そこで今回は、XO脚の原因と自宅で簡単に誰でもできるXO脚の治し方から日常ケア方法まで一気にご紹介します。
目次
XO脚とは?
X脚やO脚は膝や踵のどちらかがくっつきません。
XO脚はこれらと違い膝や踵はそれぞれくっつきます。ただし太ももがX脚のように内側を向き、膝から下がO脚のように外側に湾曲してしまうのが特徴です。
X脚とO脚の特徴を持ち合わせていることから、XO脚と呼ばれています。
股下O脚とも呼ばれることもありますが、これは厳密に言えばXO脚とは違います。
ただ、どちらも膝から下が外側に湾曲しているのが原因です。
XO脚になる原因
XO脚になる原因は、ねじれ歩行と骨盤の歪み、2つの原因があります。
・骨盤の歪み
骨盤が歪むと股関節の向きが歪み、脚全体の骨や筋肉のバランスが崩れてしまい、XO脚になってしまうことがあります。
・猫背
・座るときの足を組み
・反り腰
・重心が片足
・横座り
・ペタンコ座り
このような動作は骨盤の歪みにつながります。思い当たる人は多いかと思いますが、無意識に行うことが多いので、一度意識してどれくらいこれらの動作を行っているか確認してみると良いでしょう。
・ねじれ歩行
歩く時に足が外側に流れる歩き方のことを言います。
正しい歩き方は踵から着地して、足の指で地面を蹴りだして前へ進んでいきます。
一方ねじれ歩行の場合は、足の指で踏ん張ることが出来ず、足を外側に蹴りだすことで前に進みます。
このような歩き方をしていると、足の指や足裏の筋肉が衰え、逆に膝下の外側の筋肉だけが発達するようになってきます。
結果ふくらはぎが外側を向くようになり、膝は内側に入り込んでしまいます。
そうなると脚の付け根も外側にはみ出してしまい、膝から下だけが外側を向くようになってしまいます。
このねじれ歩行は若い女性に多く、脚の筋力不足や偏平足、外反母趾の人に多い歩き方です。
XO脚が原因で起こる症状
XO脚は次のような症状を起こすこともあるので要注意です。
1.太る原因になる
骨盤の歪みは胃腸が垂れ下がる原因にもなります。そうなるとぽっこりとお腹が出てしまうことに。
左右に広がる歪み方をするとお尻が大きくなる原因にもなります。
また血流が滞ると以下のように全身の血流が滞ると基礎代謝が落ち、それだけ太りやすい体になってしまうのです。
またXO脚の人は骨盤周辺の血流が滞りやすく、特に骨盤や脚の周辺の代謝が落ちて、お腹や下半身に特に脂肪が付きやすくなってしまいます。
2.便秘や生理痛の原因になる
骨盤が歪むと姿勢も悪くなり、血流が悪くなります。血流が悪くなると一部分だけの筋肉に負担がかかるようになるため、周辺の筋肉が疲弊して凝り固まってしまいます。
そのような状態になると、骨盤とその下にある脚の血流も悪くなる……と悪循環が起きてしまいます。
骨盤周辺にあるのは腸や卵巣や子宮といった内臓。これらの血流が滞ることで便秘や生理痛などが起こりやすくなります。
更に卵巣は女性ホルモンを分泌していますから、機能低下によりホルモンの分泌量が減れば肌荒れや抜け毛といったトラブルも起こりやすくなります。
また脚の血流が悪くなると、血管の外に水分が浸みだしてむくみが生じやすくなります。
心臓から遠い脚は動かすことで下半身の血液を心臓に戻すポンプとしての機能も兼ねていますが、動かさないと血流が悪くなりがちです。
そこにXO脚で血流が悪くなると、心臓へ戻すポンプの機能がうまく働かずに全身への血流も悪くなり、冷えや肩こり、頭痛といった症状も血行不良から引き起こされることもあるのです。
3.関節痛の原因になる
XO脚の人は骨盤が歪んでいるため、股関節だけでなく腰や膝にも負担がかかりますから、放っておけば関節痛や腰痛の原因にもなりかねませんし、膝の軟骨がすり減ったり、変形性膝関節症という関節の変形を発症する可能性高いです。
また痛みが発生すると、その部位をかばうように動きます。不自然な動きをすることになるので、今は痛くない他の関節や筋肉を痛めることに繋がります。
そのためXO脚の人は、気が付くと体中の関節が痛い、全身の筋肉が凝っているという症状に悩まされるという人が少なくありません。
4.外反母趾の原因になる
外反母趾の原因は足にあわない靴を履くだけではありません。むしろ、靴に足が合わなくなることもあります。
XO脚の原因のねじれ歩行は、足の指を使わなくなるため足の筋力が低下します。
そうなると土踏まずが崩れ、横にべたっと広がった形になります。これが開帳足と呼ばれる状態。
開帳足になると、指が靴に当たるようになってしまい、足の親指に負担がかかり少しずつ曲がってしまうのです。
このまま負担をかけ続けると、やがて外反母趾になってしまいます。
XO脚の治し方
様々な問題があるXO脚ですが、もしなってしまった!という場合でも諦めないでください。
X脚やO脚同様に矯正方法があるのです。
以下で紹介するストレッチを実践すれば、まっすぐな脚に改善することができます。
1.開脚ストレッチ
XO脚の人は股関節が硬くなっていることが多いため、まずはそれを正しい位置に戻していきます。
このストレッチで、外側に広がった足の付け根を正しい位置に戻すことができます。
お風呂上りは体が温まって柔らかくなっているので、その時に行うよう習慣づけると良いでしょう。
ただし初めから張り切って開脚すると筋を傷めることになるので、無理のない範囲から少しずつ行ってください。
最初は全然開かない、体を倒せないという人でも、繰り返し毎日やっていけば少しずつ効果を実感できるようになってきます。焦りは禁物ですよ。
2.座ってストレッチ
【XO脚改善】膝下の捻じれを矯正して美脚になる方法
①足を伸ばして座る
②片方の膝を立て、足首を内側に向ける
③足首をつかんで、そのままの状態で内側に足を延ばして30秒キープ
これを左右3セットずつ行います。
開脚ストレッチと同様に、お風呂上りに行うと効果的です。
3.膝下O脚を矯正する
外側を向いている膝から下を矯正し、まっすぐにするストレッチです。
両膝をつけて曲げ伸ばしをすることで、脚をまっすぐに矯正します。
①踵をつけてまっすぐ立つ
②つま先を90度に開き、踵が浮かないように膝を曲げる
③曲げたまま、手で膝をゆっくりと内側に押し込んで両膝をくっつける
④その状態で立つ
④合蹠(がっせき)のポーズ
この4つのストレッチを毎日行うことで骨盤の歪みを解消してくれます。
また、股関節を柔らかくし、外側を向いている脚の付け根の骨を正しい位置に戻す効果も期待できます。
こんなストレッチなんて毎日できない…というあなたへ
上述した矯正ストレッチは効果が高いものですが、毎日続けて行わないと効果を得ることができません。
ですがそんなことは分かっていても中々時間が取れない!という人も多いのではないでしょうか。
そんな時は、矯正器具の「レグール」を試してみるのもいいでしょう。
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レグールはボディーデザイナーの北野優旗氏と香川大学工学部が共同開発した、美脚エクササイズ器具。
特許技術に認定されているため効果もお墨付きです。
1日3分だけのエクササイズで、骨盤の歪みを直しXO脚やヒップのたるみ、ぽっこりお腹といった悩みを解消してくれます。
産後太りに悩んでいる人にもおすすめですよ。
生活習慣を見直す
せっかく矯正ストレッチを実践して骨盤の歪みを改善しても、毎日の生活習慣を見直さない限りはまた元通りに歪んでしまいます。
骨盤を歪ませるような生活をしていては意味がありませんし、なにより美しくありません。
以下の生活習慣を見直しながら矯正していくようにしましょう。
・足はそろえて座る
・両足に均等に重心をかける
・猫背・反り腰にならない正しい姿勢を保つ
・重いものは左右交互に持つ
・床に座るなら横座りやペタンコ座りではなく、体育座りか正座
どうしてもダメなら整体へ
自分で矯正をしても中々思うように結果が出ない場合、整体へ行ってみてください。
専門家に矯正してもらうわけですから、自分でやるよりずっと早く確実に効果が出ます。
ただし整体院の開院には国家資格が必要ないため、ろくに技術のない人が開いていることも……。
民間の資格を持っている、口コミや評判がいいところを選ぶようにしましょう。
まとめ
XO脚の原因やそれが招く症状、矯正・改善方法をまとめました。
放っておくと全身の不調を招いてしまいますし、脚が短く見えたり太って見えたり……と、美容の観点からみても良いことはありません。
もしXO脚になってしまったという人は、この記事の方法を試してみてください。
まっすぐできれいな脚を手に入れましょう!