巷では根強い人気のあるキャロットケーキ。
キャロットケーキは、中世時代から食べられている、イギリスの伝統のお菓子です。
もともとは砂糖が貴重だった時代に、代用品としてにんじんを使ってお菓子を作っていた…と言われているキャロットケーキですが、近年になり、ヘルシー志向のアメリカ人の間で
「なんて美味しいんだ!その上栄養価も高くヘルシーだと!ワンダフル」
ということで大ブームになりました。
その後キャロットケーキは、アメリカでも定番のお菓子となりました。
目次
キャロットケーキを目玉にしようと思ったわけ
一度食べるとその美味しさの虜になってしまうキャロットケーキですが、まだまだ日本での認知度は低いのではないでしょうか?
実際に私自身も、新店舗の定番デザートの打ち合わせの時、キャロットケーキを提案したのですが、周りからは
「なにそれ?おいしいの?」
という、興味ないですぅーな反応ばかりでした…。
だからこそ尚更、いろんな人においしさを伝えたいっっ!.
という思いが強くなり、説得に説得を重ね、なんとか了解を得て、提供できることになったのでした。
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キャロットケーキを召し上がったお客様の反応
知る人ぞ知るキャロットケーキ。
都会で働いている奥様や、お姉様には「ここで食べられるの?」という反応もチラホラいただきつつも、多くのお客様が
「にんじんケーキでしょ?それならクリームたっぷりのケーキが食べたいわ」
と…。
「そーなんですけど、ひとまずそんなこと言わずに。とりあえず召し上がってみてください」
と半ば強引におすすめしておりました。
…結果を言いますと
美味しい、想像と違う、本格的!
と嬉しいお言葉ばかりでした。
予想以上の好反応に、デザート部門での目玉商品にしようとなり、それに伴い職場界隈で、キャロットケーキブームが起こらないかな…などと邪な感情も抱きつつ現在に至ります。
キャロットケーキがおいしい理由
1台焼くのににんじん2本のすりおろしを使って作るキャロットケーキ。
シナモン、グローブなどのスパイスを効かせ、さらに胡桃とレーズンを混ぜ込み焼きます。
仕上げにクリームチーズのフロスティングをたっぷり乗せて出来上がりです。
たくさんのにんじんが入っているのでにんじん臭くなると思われがちですが、すりおろして、スパイスと共に組み合わせることで、絶妙な美味しさを醸し出しているのです。
上に乗せるプロスティングは、クリームチーズとレモン汁、粉砂糖を混ぜて作っているので、レアチーズのようなあっさり感が絶妙にマッチしているのです。
にんじんが苦手や嫌いな方にも大好評です。
キャロットケーキ人気のまとめ
私が働いているお店で最近人気のにキャロットケーキについて書いてみました。
中世のイギリスで流行り、近年になりヘルシーブームとしてアメリカで大人気になりました。
たっぷりのすりおろしたにんじんに、スパイス、三温糖、サラダ油、卵、重曹などで焼き上げ、出来上がりにクリームチーズとレモン汁、粉糖のを混ぜ合わせたフロスティング仕上げに乗せます。
しっとり濃厚でいて、さっぱりとしたキャロットケーキは、一度食べたらハマること間違いなしの美味しさです。
私のわがままな提案からメニューに加えることになったキャロットケーキ。
3ヶ月経った今では、キャロットケーキを目当てに来てくださるお客様で賑わっています。
今時の「ばえる」フォルムとは程遠いのですが、なんとも言えず素朴なキャロットケーキは、間違いなく当店の看板メニューとなり、現在もなお皆様にそのおいしさを伝導すべく、毎日、気合いを入れてにんじんをすりすりしつつ、最高のキャロットケーキを作っております!
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