にんじんを冷蔵庫に入れておいたら、いつの間にかしなしなになってしまった…という経験はありませんか?
お安い時にまとめて買いがちですが、気がつけば傷んでしまっているなんて、本末転倒ですよね。
にんじんは正しく保存すれば1ヶ月ほど新鮮さをキープできます。
野菜の価格高騰が深刻化されている現在ですが、そんな中でにんじんの出荷数は平年をやや上回る見込みです。
年中手に入るにんじんですが、旬は秋の終わりから冬にかけての10~12月頃。
また日本で流通しているにんじんの多くは、西洋人参の五寸人参で、甘みが強くクセも少ないのでとても食べやすいのも特徴。
今回は、にんじんをおいしく食べるための常温・冷凍・冷蔵の保存方法のコツを見ていきたいと思います。
にんじんをおいしく食べるための常温での保存方法
にんじん常温保存は約1週間です。
ただし、にんじんの常温保存ができるのは、秋~冬の涼しい時期に限ります。
暖かくなってきたら常温保存ではなく、冷蔵保存に切り替えた方が安心です。
1. にんじんはきれいに洗う。 2. しっかりと水分を拭き取る。 3. 新聞紙に包み、冷暗所に置く 冷暗所とは、1~15℃前後です。
直射日光が当たらず湿気のたまらない風通しのよい場所が適しているとされています。
にんじんを長持ちさせる冷凍の保存方法
にんじんの冷凍保存は約2ヵ月保存できます。 また、冷凍保存することで栄養素を維持することもできます。
にんじんを冷凍保存するときは、調理しやすい大きさにカットします。
ただし、乱切りなど大きめにカットするのは食感が変わってしまうため、適していません。
千切りやいちょう切りなどにして、炒め物やお味噌汁などに使用してくださいね。
1. にんじんはきれいに洗う。 2. 調理しやすい大きさにカット。 3. 冷凍保存用のパックに、平らにして入れる。 4. 冷凍室にいれる。
使う時は冷凍のまま料理に加えてください。
また、冷凍する時にオレンジジュースを50ccほど加え、にんじんに浸してから冷凍するのもおすすめです。
自然解凍して酢、オイル、塩こしょうでラペにするとさわやかな一品になります。
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にんじんを長持ちさせる冷蔵の保存方法
にんじんの冷蔵保存は2〜3週間ほど。 食感も変わらず、一番おすすめの保存方法です。
にんじんは湿気に弱いので、ポイントは湿気がこもらないようにすること。
1. にんじんはきれいに洗う 2. しっかりと水分を拭き取る 3. キッチンペーパーや新聞に包む
4. ポリ袋に入れて、軽く口を締める 5. 野菜室で立てて保存する
にんじんから出る水分で包んだ新聞紙(ペーパー)が湿ってくることがあります。そのままにしておくと傷みやすいので、湿って色が変わってきたら新しい新聞紙(ペーパー)と交換しましょう。
まとめ
今回は、にんじんをおいしく食べるための常温・冷凍・冷蔵の保存方法のコツをご紹介しました。
にんじんには抗酸化作用が強く、肌の老化を予防してくれるβ-カロテン、高血圧を予防してくれるカリウム、成長作用のある食物繊維が豊富に含まれています。
なお油と一緒に摂取することで、β-カロテンのの吸収力がアップするので、炒め物などにも最適です。
・常温保存は1週間 ・冷蔵保存は2〜3週間 ・冷凍保存は2ヶ月
にんじんは湿気に弱いので、保存するときはしっかりと水分を拭き取るとことが大切です。
オレンジ色が鮮やかで、ツヤがあるものを選びましょう。
にんじんから生えているヒゲが均等に生えているのも健康的に育ったという証です。
スーパーなどの、店頭に並んでいるにんじんは西洋人参の五寸人参がほとんどです。
甘みが強くすクセも少ないので、美味しく保存して栄養価の高いにんじんを、ぜひ日々の食事に取り入れてくださいね!
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