突然ですが、みなさんはブロッコリーが好きですか?
ブロッコリーは、サラダや付け合わせ、お弁当の彩りに使ったりと、様々な場面で活躍の多い野菜だと思います。
緑色が鮮やかで、ビタミンCをたっぷり含む優秀な食材である栄養満点なブロッコリーは、常温保存では傷みやすいため、冷蔵庫、または冷凍庫で保存します。
今ではほぼ1年中手に入れることのできるブロッコリーですが、家庭では、どのように保存するのがいいのでしょうか?
「冷凍保存と冷蔵保存の違いは?」
「生のまま?それとも茹でてから?」
「保存期間はどれくらい?」
ここでは、新鮮な状態を長くキープすることができる、冷凍・冷蔵それぞれのブロッコリーの保存のポイント、保存期間を詳しくまとめています。
また、新鮮でおいしいブロッコリーの見分け方、さらに美味しい加熱の仕方や、簡単レシピも紹介していますので、良ければ参考になさってくださいね。
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ブロッコリーのおすすめの保存方法
ブロッコリーは「花蕾(からい)」と呼ばれる、蕾(つぼみ)の集合体を食べる野菜です。
ようするに、つぶつぶとした部分は花の蕾なのです。
スーパーなどで購入する際、おいしいブロッコリーを見分けるポイントは、「花蕾」
「茎の切り口」 「外側の葉」の3つです。
「花蕾」
ブロッコリーは、花蕾(つぼみ)が固く締まって、キュッとしているものが新鮮です。
開いているものは鮮度が落ちています。
「茎の切り口」
きれいな薄い緑色をしている。
「外側の葉」
ピンと張っているものは新鮮です。
ブロッコリーは鮮度が落ちやすい野菜です。
購入後はなるべく早く下処理をして、冷蔵庫、または冷凍室で保存しましょう。
【冷蔵】
・キッチンペーパーで包む
比較的早く使い切る場合は、湿らせたキッチンペーパーを水で湿らせ、ブロッコリーを包みます。
さらにポリ袋などに入れ、口を軽く閉じ、冷蔵庫で保存します。
・水を入れたコップに立てる
まずブロッコリーの茎を、下から1㎝ほど切り落とします。
次にコップにブロッコリーの根元がつかるくらいの水を入れ、そこにブロッコリーを立てます。
さらに上からポリ袋をフワッとかぶせ、下を輪ゴムで閉じて、冷蔵庫で保存します。
【冷凍】
・茹でずに生のまま冷凍
ブロッコリーは、茹でずに生のまま冷凍保存することが可能です。
その場合、まずブロッコリーを水洗いして、水けをしっかりとふき取ります。
花蕾を、小房ごとに分けて、ジップロックなどの冷凍保存袋に入れて冷凍室へ。
鮮度が長持ちするのと、風味がアップするという利点があります。
・加熱してから冷凍
加熱して保存する場合は、解凍後に水っぽくならないよう、硬めに加熱しておくのがポイントです。
よく洗って花蕾を小分けにし、お湯で1分ほど茹でるか、電子レンジで約2分ほど、加熱します。
その後、ブロッコリーが水っぽくなるのを防ぐために、ザルなどで冷まします。
この時に、花蕾を下にすると、水分がよく切れるのでおすすめです。
冷めたら冷凍用保存袋に入れて、冷凍室で保存してください。
加熱してから冷凍すると、食感が変わりにくくなります。また解凍後にそのまますぐ使えるのもメリットです。
ブロッコリーの保存期間
保存方法に気をつければ、ブロッコリーを長持ちさせることができます。
冷蔵と冷凍、それぞれの保存期間の目安は以下の通りです。
・冷蔵保存
キッチンペーパーに包んだ状態でのブロッコリーは、大体3日〜4日ほどです。
水入りのコップに立てた状態での保存の場合は、大体10~14日ほど長持ちさせることができます。
ちなみに、ブロッコリーは温度の低い場所のほうが長持ちします。
なのでブロッコリーを常温で保存するのはNGです。
20度以上で保存した場合、収穫してから2日間ほどで黄色に変色してしまいます。
なのでもしスペースの確保ができるのであれば、野菜室ではなく冷蔵室で保存した方がよりおすすめです。
・冷凍保存の場合の目安
冷凍の場合は、生のまま、茹でてから共に保存期間は大体3〜4週間ほどとなります。
*冷凍保存の注意点*
冷凍させたブロッコリーは、花蕾がポロポロと崩れやすくなっています。
なので、冷凍室が他のものでいっぱいな時は、注意が必要です。
ブロッコリーがポロポロになるのを保護するために、冷凍可能なタッパーなどに入れてから保存するのをおすすめします。
また、冷凍したブロッコリーは自然解凍には向きませんので、必ず凍ったままの状態で調理してください。
ブロッコリーの美味しい食べ方
生のブロッコリーは、茹でるよりフライパンで蒸す方法がおすすめです。
フライパンにブロッコリーと水100cc、ひとつまみの塩を入れ、蓋をして強火にかけます。
キッチンタイマーを2分にセットし、あとは待つだけ!です。
茹でるのではなく、少量の水で蒸すことにより、濃厚でジューシーに仕上がります。
冷凍したブロッコリーの解凍の方法は色々ありますが、おすすめの調理法は「乾煎り」です。
凍ったままの冷凍ブロッコリーをフライパンに投入し、水分が飛ぶまでじっくりと炒めます。
冷凍ブロッコリーは、解凍に失敗すると、べチャっとしてしまうことがあるのが難点ですが、この方法で解凍すると、生から茹でたようなシャキッとした食感になります。
美味しいレシピ
おかかマヨ醤油炒め
・フライパンにマヨネーズをとブロッコリーを入れ火にかける。
ブロッコリーがしんなりしてきたら、かつお節と醤油をあ投入して、火を止める。
ブロッコリーとカニカマの中華和え
・生のブロッコリーは蒸して、冷凍ブロッコリーは乾煎りする。
・同量の醤油、砂糖、酢、ごま油、すりごまをボウルに入れ、ブロッコリーとほぐしたカニカマを加えて和える。
また、捨ててしまいがちな”茎”の部分ですが、外側の硬い皮を厚めに剥くと美味しく食べることができます。
おすすめのレシピは、まず皮をもいた茎を薄くスライスして、さっと茹でます。
塩昆布、ごま油を加えるさっと和えれば、簡単ナムルの出来上がりです。
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まとめ
いかがでしたか?
緑色が鮮やかで、ビタミンCをたっぷり含む優秀な食材である栄養満点なブロッコリー。
今回は、ブロッコリーを長持ちさせるおすすめの保存方法と保存期間について、ご紹介しました。
ブロッコリーは「花蕾(からい)」と呼ばれる、蕾(つぼみ)の集合体を食べる野菜です。
その花蕾(つぼみ)が固く締まって、キュッとしているもの、茎の切り口が薄い緑色をしているもの、
外側の葉がピンと張っているものが新鮮です。
冷蔵保存の場合は
- キッチンペーパーに包んだ状態でのブロッコリーは、大体3日〜4日ほどです。
- 水入りのコップに立てた状態での保存の場合は、大体10~14日ほど長持ちさせることができます。
冷凍保存の場合は
- 小分けにしたブロッコリーを、生のまま冷凍する。
- 小分けにしたブロッコリーを、硬めに加熱してから、冷凍する。
と2通りあります。
どちらの場合でも保存期間は、だいたい3~4週間ほどです。
生のブロッコリーは、茹でるよりフライパンで蒸す方法がおすすめです。
冷凍したブロッコリーの、おすすめの解凍法は「乾煎り」です。
冷凍したブロッコリーは自然解凍には向きませんので、必ず凍ったままの状態で調理してください。
また、捨ててしまいがちな”茎”の部分ですが、外側の硬い皮を厚めに剥くと美味しく食べることができます。
栄養価も高いので、ぜひ召し上がってくださいね。