日本人には馴染みの深い食材の「鮭」。
お弁当でも、シャケ弁と言えば定番ですし、おにぎりの具としても不動の人気ですよね。
こんがりと焼かれ、絶妙な塩気のある焼き鮭は、和食の定番おかずの中でも、なくてはならない存在ではないでしょうか?
鮭は1年中手に入りやすいこともあり、比較的安定したお値段で、手軽に食卓に並べることができるお魚です、
また和食のみやらず…洋食や中華など、多彩にアレンジが可能なことから、メインのおかずとしてはもちろん、おつまみとしても大変重宝させています。
そんな鮭ですが、皆さんはどれくらい鮭のことを知っていますか?
実は健康にもダイエットにも最適な、優秀食材なんです!
ここでは、「鮭の一切れは平均して何カロリーあるの? 一枚の重さと糖質量は? 」に着目して、お伝えしていきたいと思っています。
鮭の一切れの重さは何グラムでカロリーが平均?
鮭の一切れは、おおよその重さは80gほどだと言われています。
鮭一切れのカロリーをご紹介する前に、鮭の種類について簡単にご説明しますね。
私たちがよく口にする鮭には、主に3種類あることを知っていますか?
その3種類とは、「銀鮭」「秋鮭(白鮭)」「紅鮭」です。
銀鮭…
チリ、日本、アラスカ、ロシア、カナダが主な産地。
全体の約9割が養殖で、身の色は濃いオレンジ色です。
適度な脂ののりで、身は柔らかいのが特徴です。
スーパーなどで「塩鮭」として売られていることが多いです。
秋鮭(白鮭)…
日本(北海道、三陸)が主な産地です。
産卵期に、川をさかのぼって泳いで行く姿が有名ですよね。
100%天然で、身の色は淡いオレンジです。
白鮭や時鮭とも呼ばれています。
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紅鮭…
アラスカ、ロシア、カナダ、が産地で日本にはほぼいません。
極めて深い紅色の身が特徴です。
秋鮭と同様100%天然です。
身は厚く引き締まり、脂のノリが絶妙です。
この3種類の鮭のカロリーを見ていきましょう。
一切れ80gあたり
銀鮭(生)163カロリー
白鮭(生)106カロリー
紅鮭(生)111カロリー
紅鮭や銀鮭に比べると、白鮭は比較的脂肪分が少なく、淡白であっさりと食べることができます。
銀鮭は脂がのっているためこってりとしたコクのある味わいが特徴です。
シチューなどの煮込み料理に使うと、旨みが溶け出し、より美味しくたなります。
紅鮭はシンプルに塩焼きで食べるのがおすすめです。
それぞれの種類で異なりますが、人によって好みが分かれるので、どの鮭が自分の味覚に合うか試してみるのも良いかと思います!
鮭の一切れの重さは何グラムで糖質量は?
鮭の一枚の重さは、お店などで並んでいるものは、だいたい70g〜100gとなっています。
次に糖質量ですが、基本的には糖質=炭水化物量-食物繊維量で計算することができます。
食品成分表をもとに計算すると、鮭100gあたりの糖質量は0.1gとなります。
なので、鮭の切り身一枚80gに置き換えると、糖質量は、わずか0.08gとなっています。
ダイエットや糖質制限にはぴったりな食材ですね!
ところで、鮭の身の色はサーモンピンクとよばれるように、オレンジに近い色をしていますよね。
なので赤身魚だと思うかもしれませんが、実は白身魚なんです。
赤身魚と白身魚の違いは何かというと、酸素をか体内で循環させるはたらきをもつ成分ミオグロビンの含まれるる量できまります。
ミオグロビンが多いと赤身魚に分類されるのです。
ですが、鮭の身の色はミオグロビンではなくて、アスタキサンチンが原因です。
アスタキサンチンは、β-カロテンが豊富な植物プランクトンをオキアミやエビが食べると、体内でアスタキサンチンに変換されます。
鮭が、そのオキアミやエビを食べることで、アスタキサンチンが蓄積されていきます。
なので成長していくにつれて、もともと白い身だった鮭は、だんだんと赤い身に変化していきます。
ちなみにアスタキサンチンは、強力な抗酸化作用があります。
そんな栄養豊富な鮭ですが、気をつけなければいけないのは、塩鮭として売られているものの塩分量です。
一般的に、塩鮭100gあたりの塩分量はおおよそ1.8gです。
日本人の食事摂取基準で見ると、1日の塩分量は男性で8g、女性で7gとされています。
塩鮭だけでかなりの塩分量がありますので、食べ過ぎには注意してください。
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まとめ
今回は、塩鮭のカロリーや糖質量をテーマにしてまとめてみました。
一切れは、おおよそ80gほどです。
一般的に知られている鮭には、3種類ありそれぞれのカロリーは、一切れ80gあたり
銀鮭(生)163カロリー
白鮭(生)106カロリー
紅鮭(生)111カロリー
です。
そして糖質量は、わずか0.08gとなっています。
ダイエットや糖質制限にはぴったりな食材ですね!
ただ塩鮭のように塩分量が多いものは、ご飯を多く食べてしまいがちですので、食べ過ぎないように注意してくださいね。