ネット通販の緊急詐欺情報の報告です
ネット通販サイトで買い物中に偽のクレジットカード決済画面が現れ、利用客の入力したカード情報を盗まれる新手口の被害が相次いでいることが分かりました。
新聞によりますと、電子書籍など7サイトが被害にあい、流出した可能性のある情報は合計で約1万5千件分になると報じています。
ハッカーはサイトの欠陥を悪用。利用客が被害に気付くのは非常に難しい。情報セキュリティの専門家は通販サイト運営者に対して「サイトに問題はないかを厳しくチェックしてほしい」と呼び掛けています。
被害は昨年から今年にかけ書籍の販売会社は7741件、松山市のタオル販売会社は2145件の情報が流出。一部は不正使用されているようです。
クレジットカードに偽画面
新手口では利用客が通販サイトで商品を選び終えて支払いにクレジットカードを選ぶと、本物そっくりに作られた偽画面が出ます。カード情報を入力といったんエラーが表示され、前の画面に戻ると、今度は本物のカード決済画面に進んで記入すると買い物が完了するシステムになっています。
そのため商品はきちんと送られてきますが、たとえおかしいと気づいても情報はハッカーに送られた後なので始末が悪い。
被害を受けたサイトの多くがオープンソースと呼ばれる無償ソフトで通販サイト構築用の「EC-CUBE」を使っているので、開発会社はソフト自体ではなく、設定の不備などから生じた欠陥が狙われたとみています。
商品をカードでネット購入する場合は特に気を付けてください。