クリスマスというと子どもや恋人たちにとっては一大イベントです。特にクリスマスプレゼントを楽しみにしている人も多いですよね。昔からクリスマスプレゼントは、イブの夜に用意した靴下にサンタさんが入れてくれる、といった慣わしがあります。
今回は昔から決まっていることですが、なぜサンタはプレゼントを靴下に入れるのでしょうか?そもそもなぜプレゼントをくれるの?そんな素朴な疑問を調査してみます!
クリスマスプレゼントを靴下に入れる意味
サンタクロースはクリスマスプレゼントを靴下に入れてくれますよね。この意味はクリスマスプレゼントの由来になった逸話からわかります。
- 人助け
- プレゼントを置くときに音で気づかれないようにするため
- ひとりひとりに合ったプレゼントを間違わないように入れるため
クリスマスプレゼントを靴下に入れる意味は諸説ありますが、キリスト教の教えがもとになっているという説もあります。キリスト教の教えには「人を助け、見返りを求めない」というものがあります。靴下にプレゼントを入れることで気づかれないようにするのもその教えに沿っているのです。
クリスマスプレゼントを靴下に入れる由来
では、クリスマスプレゼントの由来となった逸話とはどんな無い様なのでしょうか。それはキリスト教が広まるより以前のローマでの逸話が由来といわれています。
サンタクロースのモデルと言われている聖ニコラウスは、紀元前4世紀ころの教会の司祭として、東ローマ帝国でキリスト教の教えを説いていました。あるときニコラウスは、ある貧しい家族の3姉妹が身売りをするなどして結婚させようとしていることを知りました。
ニコラウスはその家族を助けるためにこっそりと窓から金貨を入れた袋を投げ込みました。その金貨は娘が暖炉の横に干していた靴下にすぽっと入り、その金貨をもとに娘3人は幸せな結婚をすることができたという話です。
この話が語り継がれ、サンタクロースは暖炉やベッドにぶら下げられている靴下にプレゼントを入れるようになったのです。
3.サンタクロースはなぜプレゼントをくれるの?
そもそもサンタクロースはなぜプレゼントをくれるのでしょうか。
それは逸話から、「人助け」「人のためになりたい」という気持ちの表れから始まったと考えられます。
もともと12月25日のクリスマスは[Christmas]と表記され、「Christ」(キリスト)の「mass」(ミサ)のことでキリストの誕生を祝う日の意味があります。
なぜクリスマスとサンタクロースが結びついたのかは諸説あります。聖ニコラウスの命日は12月6日なので、12月25日にまとめてお祝いをする、という流れで広がったのではとされています。キリスト教の行事であったクリスマスが世界中に広まり、同時にサンタクロースがクリスマスプレゼントを靴下に入れてくれるという習慣も定着していったのですね。
まとめ
今では1年の中でもみんなが楽しみにしている一大イベントのクリスマス。
特に子どもの頃は靴下を用意してサンタクロースがどんなプレゼントを入れてくれるのか楽しみにしていましたよね。当たり前の習慣だからこそ、そのもともとの意味や由来を知らないことは多いです。
今回はクリスマスプレゼントやプレゼントを靴下に入れる意味、由来について解説しました。
意味を知るとよりいっそう感慨深く楽しくなるとともに、こどもたちにも教えたくなりますよね。
是非靴下を準備して楽しいクリスマスをお過ごしください。
参照:プレゼントはなぜ靴下に?子どもに話したくなる、4つのクリスマス豆知識|NHKエデュケーショナルすくコム