ブロッコリーの親戚のような形をしていて、こりこりした食感が特徴的なカリフラワー。
イメージ通りブロッコリーと同じくキャベツや白菜、菜の花などと同じアブラナの一種です。
カリフラワーもブロッコリーも、「健康野菜」というイメージがありますが、ブロッコリーが緑黄色野菜なのに対し、カリフラワーは淡色野菜になります。
カリフラワーの和名はハナヤサイ(花椰菜)と呼ばれ、キャベツをカンラン(甘藍)と呼ぶのに対して、カリフラワーは花カンランとも呼ばれているそうです。
一般にカリフラワーといえば白いものというイメージがありますが、最近はむらさき色の「バイオレットクイーン」やオレンジ色の「オレンジブーケ」などカラフルなカリフラワーもし上に出てきて、スーパーなどの店頭に並ぶようになってきました。
そのほかにも、変わった形をしていて、話題にもなっているロマネスコなどがあります。
ここではカリフラワーの旬はいつ?おいしい茹で方&おすすめの食べ方を紹介します。
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カリフラワーの旬はいつ?
スーパーなどで、意識して探さないと、いつでもそこに鎮座しているような感じのするカリフラワーですが、旬の時期はいつなのでしょうか?
カリフラワーは、収穫時期を変えながら全国で栽培されており、真夏を除きほぼ年中出回っているのです。
出荷される量は秋頃から徐々に増え始めますが、最も美味しいと言われる旬の時期は11月頃から5月頃までで、冬の寒い時期から春先にかけてになります。
新鮮なカリフラワーの選び方は、
・葉がみずみずしい緑色をしていて、ハリのあるもの。
・つぼみの部分がみっちりと密集して硬く締まっており、こんもりと盛り上がっているもの。
・持ったときに、ずっしりと重みを感じるもの。
・カットされたものは、つぼみや断面全体が均一に白いもの。
を選ぶようにしてください。
カリフラワーは、鮮度が落ちてくると、変色や黒い斑点が出てきます。
カリフラワーの保存方法ですが、乾燥を防ぐため、ポリ袋に入れて茎を下にして、冷蔵庫の野菜室で保存してください。
冷凍保存の際は、固めに茹でて水分をしっかりと切り、密閉袋にくっつかないように入れて保存します。
カリフラワーの美味しい茹で方は?
カリフラワーは丸ごと茹でることで、うまみを閉じ込めることができます。
また、小分けにしてから茹でるのではなく、茹でてから小房に切り分けると崩れにくくなります。
火が通りやすくもあるので、硬めに茹でるのもポイントのひとつです。
カリフラワーは、加熱しすぎると崩れやすいだけでなく、歯ごたえ・食感・味・栄養価ともに損なわれるので、注意が必要です。
次に茹でる時に一緒に加えると良いとされているものを2点、ご紹介します。
レモン汁またはお酢/
カリフラワーを茹でるときにレモン汁や酢を少々加えると、真っ白く綺麗に仕上がります。
小麦粉/
カリフラワーを茹でるときに小麦粉を少々加えると、ふっくらとした食感に仕上がります。またもうひとつ、沸点が上がり、早く茹で上がるという利点も。
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カリフラワーの美味しい食べ方を紹介
一般的なカリフラワーの食べ方としては、茹でて食べることが多いと思います。
ですが実は、カリフラワーは焼いて食べても、生で食べてもおいしいということをご存じでしょうか?
ここでは、カリフラワーの下ごしらえ、調理法別のコツをご紹介したいと思います。
カリフラワーは、食べ方のバリエーションが少なくどうしてもマンネリ化してしまうせいで、あまり購入しない…という声をよく聞きますが、色んな調理法を知れば、カリフラワーのおいしさがもっと広がると思います。
カリフラワーの葉は、まるでキャベツの外葉のような味わいです。
しっかりゆでておひたしにしたり、多めの油で炒め物にしてみてください。
今一番注目されて来ているのは、カリフラワーを焼いて食べる「ロースト」です。
全体的に香ばしさがプラスされ、カリフラワーのコリコリ感が最大に引き出されます。
また、味わいもナッツを思わせるロースト感を味わうことができます。
フライパンで焼く場合は、芯まで火を通すため、中火でじっくりと焼き目をつけながら焼くとおいしく仕上がります。
生のままでも食べることのできるカリフラワーですが、みずみずしさと独特の食感を味わえるのは、旬の時期のカリフラワーならではです。
生カリフラワーの持つえぐみ(アク)が気になるのであれば、塩水か酢水に漬けてアク抜きをしてからいただきましょう。
またカリフラワーの芯は、キャベツの芯とよく似た味わいですが、筋がないので、舌触りはとても滑らかです。
そして、しっかりとしたコリコリ感は、ナッツを思わせます。
小さめにさいたり刻んだりして、サラダなどに散らして食べるのがおすすめです。
また、スライス後に塩でもんで、お漬物として食べるのもおすすめです。
まとめ
今回は、ブロッコリーと同じアブラナの一種であるカリフラワーについて、カリフラワーの旬はいつ?おいしい茹で方&おすすめの食べ方を紹介しました。
カリフラワーの最も美味しいと言われる旬の時期は11月頃から5月頃までで、冬の寒い時期から春先にかけてになります。
またカリフラワーは丸ごと茹でることで、うまみを閉じ込めることができます。
レモン汁や小麦粉を加えて茹でてみてもいいと思います。
また、焼いて食べるのもおすすめです。
フライパンで焼く場合は、芯まで火を通すため、中火でじっくりと焼き目をつけながら焼くとおいしく仕上がります。
旬の時期のカリフラワーは生で食べるのも美味しいです。
ぜひ一度、味わってみてくださいね。
一般には白いものというイメージがあるカリフラワーですが、最近ではカラフルな種類も店頭に並ぶようになってきました。
保存方法としては乾燥を防ぐため、ポリ袋に入れて茎を下にして、冷蔵庫の野菜室で保存します。冷凍保存の際は、固めに茹でて水分を切り、密閉袋にくっつかないように入れて保存します。
茎の栄養価も高く、ビタミンCやカリウムが豊富に含まれているカリフラワーを、毎日の食卓にぜひ取り入れてみてくださいね。
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