私の体験記より、急性心筋梗塞になりカテーテル治療を施しました。今も(10年以上)元気で仕事を頑張っています。その体験談などをお読みになって、あなたも元気になってください。
急性心筋梗塞とは?
急性心筋梗塞は、冠状動脈が動脈硬化の進行や血管の中に血の固まり(血栓)が出来ることで完全に詰まってしまう状態を言います。心筋への血液が途絶えますので心筋が壊死をおこしてしまい、心臓の働きは弱り、むくみや呼吸困難(心不全)や重大な不整脈が生じ、生命の危険があります。一刻も早く血流を再開させる必要があります。胸にメスを入れる手術ではなく、カテーテルを使って、冠動脈を治療する方法です。
では、具体的に心筋梗塞が起きるとどのような症状が出てくるのか。
症状としては、・胸痛 ・呼吸困難 ・吐き気 ・冷や汗
などの症状が現れます。また、人により強い背部痛や首の痛みを感じる人もいます。そして、これらの症状が5分以上続く場合大変危険な状態であるので、すぐに病院へ行きましょう。冠動脈が詰まる時間が長くなるほど、心臓が壊死してしまう部分が広範囲に広がってしまい、予後の悪化や最悪の場合死亡してしまう場合もあります。
では、どうやって心筋梗塞を治療するのか?現在行われている方法が「心臓カテーテル治療」というものがあります。
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カテーテル治療
- ガイドワイヤーを動脈(大腿・上腕・橈骨)から血管内に挿入し、冠動脈の狭窄部分にガイドワイヤーを通します。
- 冠動脈(血管)に通したガイドワイヤーに沿って、バルーンカテーテルの狭窄部分に進め、位置を固定します。
- 狭窄部分でバルーンカテーテルを膨らませ、冠動脈(血管)を内側から押し広げます。
- 冠動脈(血管)の広がりを確保し、バルーンカテーテルを収縮させて、ガイドワイヤーとともに取り出します。治療後、冠動脈(血管)は広がり血流が改善されます。
心臓カテーテル治療は、まず上腕や太ももの動脈からカテーテルを挿入して冠動脈まで持っていき、そこから造影剤を冠動脈に流してX線を当ててリアルタイムで造影剤の流れ方を観察し、流れの悪いところを見つけます。そして血管が狭くなって血液が流れにくくなっている部分や、完全に詰まってしまっている部分にバルーンという風船のようなものや、ステントと言われる金属の網のような物を使って血管を広げる治療です。
このバルーンやステントを血管に置く際は、IVUSと呼ばれる超音波で血管の中を撮影する機械を使い、実際に血管の太さはどのくらいなのか、どのくらいの長さが必要なのかなどを計測して病変部に置いています。処置時間は、病変の多さなどにも左右されますが、だいたい1時間半~2時間くらいで終了することが多いです。
治療後の検査も必要
治療後は、最初の1年は3~4ケ月毎に、以降は半年から1年後毎に冠動脈が再び詰まっていないか、置いたステントが潰れていないかなどを検査しフォローアップすることになります。動脈硬化などの原因になる喫煙等は当然禁止になり、ステントを置いた際は血栓ができることを予防するために、抗凝固役を飲み続けなければいけなくなります。
心筋梗塞は、発生してから処置するまでの時間が大変重要になる病気です。上記のような症状があらわれ、心筋梗塞が疑われる場合はすぐに救急車などを呼ぶなどして、病院へ行くようにしましょう。
女優の天海祐希さんも心筋梗塞で入院
ご存知の女優の天海祐希さんも心筋梗塞で入院されました。診断は「軽度の心筋梗塞で、1週間から10日の安静治療が必要」とされ、そのまま入院されました。
早期発見、早期治療だったので大事には至らなかったようですね。
心筋梗塞とは、冠動脈が詰まって血液(酸素)が流れない状態になり、心臓の筋肉の一部が壊死する病気。70歳前後の高齢者に多く、女性より男性のほうがかかりやすいようです。
40代では男性が圧倒的に多い。女性の場合は閉経後、エストロゲンの減少とともに動脈硬化が進むことで増え始めますが、「天海さんはその年齢に差し掛かりつつあって微妙ですね」
「日本人では500人に1人の割合と言われています。その場合、女性でも20~30代で心筋梗塞を起こすことがある」ということで、若いからといって安心はできません。その他の危険因子として、喫煙、高血圧、糖尿病、家族に心筋梗塞を患った人がいる場合はやはり遺伝でしょうか。気を付けたいものです。
まとめ
急性心筋梗塞、カテーテル治療などを簡単ですがまとめました。これはやはり実体験者でないと書けないところもあります。あなたも私の実体験記を参考にされ、健康で長生きしてください。最後までお読みいただきありがとうございました。
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